よみうりカントリークラブを語るうえで、決して避けて通れないのが名物18番ホールだ。ダイナミックな打ち下ろしから一転してタフな打ち上げのセカンドショットが要求されるこのフィニッシングホールは、これまで幾度となくプロたちの歓喜と絶望を呑み込んできた。
若き日の石川遼が魅せた果敢なアプローチや、後に世界へ羽ばたいた松山英樹が見せた圧倒的なショットメイキングなど、トッププロたちもこの18番の「魔物」と正面から対峙してきた。手前のアザミや深いガードバンカーを巧みに避けて、傾斜の強いグリーン面へ正確にキャリーさせるには、正確無比な距離計算と揺るがない強心が欠かせない。難関とされるピンポジションへのアタックは、ゴルフの醍醐味と怖さが同居する象徴的な瞬間だ。