影山雅永氏のサッカーキャリアは、Jリーグ黎明期の熱気とともにあった。筑波大学を経てジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)に入団し、激しいディフェンスでファンを魅了。その後、浦和レッズやブランメル仙台へと移籍を重ねたが、この現役時代の激動期もまた、家族とともに歩んだ苦難と栄光の歴史だ。
当時はJリーグが開幕したばかりで、プロ選手を取り巻く環境も現在とは比較にならないほど混沌としていた。怪我との闘い、出場の機会をめぐる葛藤、そして移籍に伴う拠点の移動。どんな状況であっても、傍らで静かにエールを送り続けた家族の励ましが、粘り強いプレースタイルを支え、後の指導者としての人情味あふれるアプローチへとつながっていく。