警官が街頭で最も注視しているのは、顔立ちや体系ではなく「行動の不自然さ」だ。
警察官の姿を視界に入れた瞬間、急にスマホを取り出して画面を凝視したり、歩く速度を露骨に落としたり、あるいは逆方向にきびすを返したりする動作。これらはすべて「警察を避けている」という強力なシグナルとして受け取られる。無意識に目をそらしたり、逆に過剰に警察官を凝視し続けたりする挙動も同様だ。本人は「関わりたくない」一心で取っている行動が、警察の側からは「何か隠したいことがある人物」として映ってしまう過酷なパラドックスが存在する。