そもそも「Fear, and Loathing in Las Vegas」という刺激的なバンド名は、どこから名付けられたのか。そのルーツは、鬼才ジャーナリストであるHunter S. Thompsonの破天荒な代表作小説と、それを映画化したカルト的名作『ラスベガスをやっつけろ』にある。映画で主演を務めたJohnny Deppが見せた狂気と混沌、カオスの中に漂う美学は、まさにバンドが表現するサウンドスケープの原点と言える。
カジノの街ラスベガスを舞台に、虚無と興奮が交差するアメリカン・ドリームの裏側を描いた作品世界。彼らはそのカオティックな世界観を日本のロックシーンに持ち込み、唯一無二のアイデンティティとして確立した。名前に込められた狂気と反骨精神は、現在も彼らの楽曲の底流に脈々と流れ続けている。