イヤモニには大きく「ユニバーサルタイプ(既製品)」と「カスタムタイプ(カスタムIEM)」の2種類がある。
ユニバーサルタイプは、既製のイヤーチップ(シリコン・フォーム素材)を装着して使う一般的なタイプだ。価格帯は入門モデルで1万円〜3万円、中級で3万円〜10万円、ハイエンドで10万円〜30万円以上という幅がある。
カスタムタイプ(カスタムIEM)は、補聴器と同じく個人の耳型を専門施設で採取し、完全に耳の形状に合わせて製作するモデルだ。フィット感・遮音性・音質のすべてで最高水準を誇り、価格は10万円〜50万円以上に達するものもある。JH Audio、Ultimate Ears(UE)、Westone、そして国内では64Audio Japanやフジヤエービックのカスタムオーダーラインが知られている。
📌 2026年おすすめイヤモニ:主要メーカーと代表モデル
Shure SE215の評価と立ち位置
イヤモニ入門の定番として、あらゆる専門メディアで名前が挙がるのがShure SE215だ。実勢価格は1万5千円前後(2026年現在)で、ユニバーサルタイプのイヤモニとしては最も間口が広い。遮音性は約−37dBをカタログ値として謳っており、ライブハウスやスタジオでの使用に十分な性能を備えている。
オーディオ専門店スタッフのレビューや実際のユーザー評価をみると、「装着感は慣れが必要」「低域の厚みはあるが高域の繊細さは上位モデルに劣る」という正直な意見が多い。それでも「コスパと実用性のバランスでSE215を超える入門イヤモニは今のところ存在しない」という評価が音響関係者のあいだで定着している。ケーブルが着脱式(MMCXコネクター)のため、断線しても本体を廃棄せずに済む設計も長く支持される理由だ。