キャットエンペラータイムに突入した猫を前にして、良かれと思って取った飼い主の行動が、かえって事態を悪化させているケースが多々あります。
最も避けなければならないのは、「興奮状態の猫を無理に抱きしめて静止させようとすること」です。交感神経が極限まで高まっている猫は、触覚刺激に対して反射的に爪を立てたり噛みついたりする「転嫁行動(八つ当たり)」を起こしやすく、飼い主が大怪我を負うリスクがあります。
また、「暴れている最中に大声で叱る・名前を呼ぶ」ことも逆効果です。猫にとっては飼い主の声が獲物の鳴き声や追加の興奮材料として認識され、さらにテンションが上がってしまうか、逆に強い恐怖心を与えて信頼関係を損なう原因になります。
夜中に走り回るからといって、その場でおやつを与えて宥めようとするのもNGです。「夜中に暴れれば美味しいものがもらえる」と学習し、夜鳴きや暴走がルーティン化してしまうリスクがあります。