アルベドの主役であるヘスペリジンには、現代人の循環器系疾患リスクに対する極めて重要な臨床的メリットが確認されています。その代表格が毛細血管の強化と透過性の正常化です。
毛細血管は加齢や酸化ストレス、乱れた生活習慣によって徐々に脆くなり、過度な透過性亢進(血管から水分や赤血球が漏れ出しやすくなる現象)や微小出血を引き起こします。ヘスペリジンは血管内皮細胞の結合組織を強化し、しなやかな弾力性を回復させる作用を持ちます。これにより脳出血などの血管破綻リスクを低減させるサポート基盤を構築します。
さらに注目を集めているのが、高血圧予防におけるヘスペリジンの生理作用です。血管内皮において一酸化窒素(NO)の産生を促進するシグナルを刺激し、血管平滑筋を弛緩させて末梢血管を心地よく拡張させます。末梢の血流抵抗が下がることで血圧が安定し、冬場に多発するヒートショック現象などの急激な血圧変動リスクを和らげる働きが期待されています。
血流改善の副次的効果として、末端冷え性の緩和も見逃せません。冬場に手足の指先が氷のように冷える被験者を対象とした臨床研究でも、柑橘フラボノイドを摂取したグループは末梢血流の回復速度が有意に早いというデータが実証されています。肌のくすみの解消や全身のターンオーバー促進など、美容面における恩恵もすべてはこの微小循環の改善から生まれています。