国内の自動車販売台数ランキングで上位を独占する軽自動車市場では、人気モデルごとに未使用車の供給量と相場下落率に明確な傾向があります。主要4車種の相場動向を解説します。
N-BOX(ホンダ):不動のベストセラーであるN-BOXは、市場での需要が極めて高いため値落ち幅は比較的穏やかです。それでも、ベースグレードや標準的な「カスタム」の未使用車であれば、新車本体価格に対して約10万〜18万円安の相場で推移しています。即納性を最優先するファミリー層からの引き合いが強く、在庫回転率が最も高いモデルです。
スペーシア(スズキ):マイルドハイブリッド機構や「マルチユースフラップ」など利便性の高さで人気を集めるスペーシアは、スズキの積極的な販売政策も手伝い、未使用車の流通台数が極めて豊富です。新車実質価格より約15万〜25万円安で狙える個体が多く、コストパフォーマンスを追求する層にとって最も旨味の大きい車種といえます。
タント(ダイハツ):ミラクルオープンドアを備え、子育て世代や福祉用途で支持されるタントは、ファンクロスを含めて未使用車の選択肢が充実しています。グレードによって価格の二極化が進んでおり、流通量の多い中間グレードであれば新車比で20万円前後の値引き相当額で購入できる個体が目立ちます。
ハスラー(スズキ):クロスオーバーSUVとしての地位を確立しているハスラーは、パーソナルユースの需要が高くリセールバリューも堅調です。ツートーンルーフ仕様などの人気カラーは相場が下がりにくい傾向にありますが、モノトーン仕様や特別仕様車の在庫であれば12万〜20万円程度の値頃感で流通しています。