諏訪二葉高校の入試難易度は、長野県南信エリア・第8通学区において確固たる上位ポジションを保っています。大手進学塾の公開模試データや長野県統一テストの集計値によると、諏訪二葉高校の偏差値は56〜58のレンジに収まります。これは諏訪清陵高校に次ぐ難度であり、学区内における国公立・難関私大進学を現実的に狙える中核校としての役割を物語っています。
長野県の公立高校一般選抜は、調査書(内申点)と学力検査結果を総合評価する「相関方式」が採用されています。長年の受験者追跡調査から導き出される合格ラインのボーダー目安は、内申点が9教科合計で30〜33点、学力検査(500点満点)では300〜330点(平均点難易度によって変動)が安全圏と当落線上の境界線です。ボーダーライン上の攻防では、3教科(国・数・英)の基礎力とともに、記述問題への対応力が合否の分水嶺となります。
受験生の動向を占ううえで極めて重要な指標が倍率の推移です。かつて諏訪清陵が高校募集のみを行っていた時代と比べ、同校の附属中学校開校以降は、諏訪地域の高校受験地図が大きく書き換わりました。諏訪清陵敬遠層の受け皿となる一方で、茅野・原村・岡谷・下諏訪など近隣中学からの堅実志向が集まり、志願変更前の倍率が1.1〜1.3倍台へ跳ね上がる年度も散見されます。「諏訪二葉の倍率が出た瞬間、受験掲示板がざわつく」と現場の塾関係者が語るように、志願変更期間における岡谷南高校や茅野高校との出願調整は、諏訪地区の冬の風物詩ともいえる緊張感を生み出しています。