劇中の悲劇から11年後、特撮界とファンのコミュニティに更なる激震が走ります。電波人間タックルを体当たりで演じ抜いた女優・岡田京子さんの急逝という痛ましい報せでした。
岡田京子さん(本名:吉川京子、結婚後は菊池京子)は、1958年10月21日生まれ。『仮面ライダーストロンガー』のオーディションを勝ち抜き、撮影開始当時はわずか16歳の現役高校生でした。アクション経験が皆無であったにもかかわらず、危険な爆破シーンや立ち回りをスタントマンに頼り切ることなく果敢にこなし、過酷な撮影現場を笑顔で乗り切っていた姿は、当時の番組制作日誌にも記録されています。
ストロンガー終了後、いくつかの映像作品に出演したのち、本作で助監督を務めていた菊池昭康氏と結婚。芸能界をきっぱりと引退し、幸せな家庭生活を営んでいました。しかし、1986年8月12日、持病であった気管支喘息の発作が突如として岡田さんを襲います。病院へ緊急搬送されたものの手遅れとなり、満27歳というあまりにも早すぎる年齢で帰らぬ人となりました。
当時の夕刊紙や特撮関係者の証言によると、岡田さんは少女時代から気管支系に弱さを抱えていたとされています。ネット上では「撮影中の事故の後遺症ではないか」「過酷なロケが原因ではないか」といった憶測が散見されることがありますが、公的記録および遺族・関係者の追悼記事によって、直接の死因は病気発作による呼吸不全であることが明確に確認されています。