SNSやネット掲示板、ファンコミュニティにおける新体制への評価は、熱烈な期待とシビアな懸念が真っ向から対立しています。X(旧Twitter)や各種掲示板の投稿データを分析すると、ファンの感情は大きく二分されていました。
ポジティブな声として最も目立ったのは、若手登用に対する爽快感です。「古賀選手の引退は寂しいけれど、石川真佑選手が真のエースとして自立する姿が見たい」「秋本美空選手のサイズはこれまでの日本女子にいなかった逸材。ロス五輪で大化けするはず」「海外挑戦組が増えて、スパイクの打ち出し角度やサーブ威力が明らかに変わってきた」といった、新時代の幕開けを歓迎する意見が約6割を占めています。
その一方で、辛口なバレーファンから寄せられているのが「守備崩壊への危機感」です。「古賀がどれだけ後衛で拾いまくっていたか分かっていない」「林琴奈に守備の負担が集中しすぎてパンクするのではないか」「秋本や大型若手を起用すると、サーブレシーブが崩壊して連続失点する悪癖が再発する」という懸念は、決して的外れではありません。事実、過去の日本女子代表が大型化を推進した際、レセプション(サーブレシーブ)精度の低下から自滅した歴史が何度も繰り返されてきたからです。
現場記者の目から見ても、練習公開日におけるサーブレシーブ練習の密度は従来の2倍近くに達しており、新体制の成否は「大型若手のアタック力を活かしつつ、いかにディフェンスの破綻を防ぐか」に完全に懸かっています。