二人の関係性を語る上で欠かせないのが、映画賞における前代未聞の夫婦同時受賞です。2019年の「第92回キネマ旬報ベスト・テン」において、柄本佑が『きみの鳥はうたえる』などで主演男優賞、安藤サクラが世界中で絶賛された『万引き家族』で主演女優賞を獲得。夫婦揃っての主演賞W受賞という歴史的快挙を成し遂げました。
授賞式の壇上でお互いに向けた照れくさそうな笑顔や、記念撮影時のユーモアあふれる振る舞いは、単なる「仲良し夫婦」を超えた、同じ表現者としての戦友のような信頼感を物語っていました。
さらに日本アカデミー賞の授賞式でも、二人はたびたび同じ空間でスポットライトを浴びています。サクラが最優秀主演女優賞を受賞した際、客席から温かい眼差しを送り、ステージ上からの視線にさりげないウインクで応える佑の姿は、SNS上でも「理想の夫婦関係」「言葉がいらない最高のパートナー」と大反響を呼びました。
これまでに映画『今日子と修一の場合』やオムニバス作品などで共演経験はあるものの、あえて安易な夫婦共演を乱発せず、それぞれが独立したフィールドで圧倒的な成果を出し続けていることが、二人のブランド力をより強固なものにしています。