市民に長く愛されたレジャープールが突如閉鎖へと追い込まれた最大の理由は、地下配管の壊滅的な老朽化と深刻な漏水トラブルです。
同施設は1970年代後半に開設され、40年以上にわたって稼働を続けてきました。しかし、長年の運用によりプール底面や地下配管の亀裂・腐食が急速に進行。開場前の点検において1日あたり数百トン規模の漏水が確認される事態となりました。水を補給しても急速に水位が低下し、安全かつ衛生的な水質管理が困難なレベルに達していたのです。
さらに、全面改修を実施した場合の試算では数十億円規模の莫大な財政支出が必要となることが判明しました。屋外プールは夏季の約2カ月間しか稼働しない季節施設であり、少子高齢化が進む財政状況下で巨額の税金を投入して旧態依然としたレジャープールを再建することは、費用対効果の観点から極めて厳しいという判断が下されました。