2026年現在、神戸駅周辺は半世紀ぶりの歴史的変革の最中にあります。神戸市が推進する「神戸駅前広場再整備基本計画」に基づき、これまでのバスやタクシーが支配的だった駅前ロータリーの構造が刷新され、歩行者中心のオープンスペースへと改修が進みました。
北口広場では、従来の入り組んだバスターミナル導線が集約され、六甲山の稜線を望む開放的な緑化シェルターとベンチが配されたウッドデッキ広場が全面供用されています。かつて駅前で目立った薄暗い喫煙スポットや滞留場所は整然と再配置され、誰もが安心して立ち寄れるインクルーシブなパブリックスペースへと生まれ変わりました。
南口(浜側)においては、リニューアルオープンを果たした「神戸ポートタワー」を中心とする新港突堤西地区・ハーバーランド地区との歩行者回遊性が大幅に強化されました。2025年に開業した最新鋭の多目的アリーナ「GLION ARENA KOBE」やウォーターフロントエリアへのアクセス結節点として、次世代型低速モビリティや水素ハイブリッドバスが発着するモビリティハブの構築が完了。駅を降りた瞬間に「港町・神戸」の爽快な空気を感じられる景観デザインが高く評価されています。