四天宝寺テニス部を語るうえで欠かせないのが、スローガンである「勝ったモン勝ちや」の精神です。一見すると飄々とした大阪のコミックリリーフに見えますが、その実態は勝利に対して極めてシビアな超合理主義集団に他なりません。
彼らが繰り広げる「お笑いテニス」の真相は、単なるウケ狙いではなく、相手の思考ルーティンを狂わせ、試合の主導権とペースを完全に掌握するための高度な心理戦術です。金色小春と一氏ユウジによるダブルスペアは、IQ200とも称される緻密なデータ分析とシンクロ・物真似を駆使し、相手ペアの精神的動揺を誘発します。笑いの裏に徹底した戦術眼が隠されている点こそ、歴戦の猛者を苦しめてきた最大の要因です。
全国大会準決勝におけるテニプリ 四天宝寺 青学戦 試合結果を振り返ると、シングルス3で部長の白石蔵ノ介が青学の不二周助を破り不二に公式戦初黒星をつけるなど、青学をあと一歩のところまで追い詰めました。底知れないポテンシャルを秘めた1年生・遠山金太郎の存在や、九州二翼の一角として才能開花を遂げた千歳千里の加入など、戦力層の厚さは全国トップクラスを誇ります。