インフルエンザと胃腸炎の併発と見分け方!発熱・嘔吐下痢の対処法

インフルエンザと胃腸炎の併発と見分け方!発熱・嘔吐下痢の対処法

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臨床現場において鑑別を難しくしている主因が、インフルエンザB型の消化器症状です。インフルエンザA型が急激な高熱と気道症状を主徴とするのに対し、B型ウイルスは腸管粘膜に対する親和性が高く、熱が37度台後半にとどまりながらも強い腹痛、嘔気、下痢を呈するケースが珍しくありません。

一方、嘔吐や下痢の原因として警戒される感染性胃腸炎(ノロウイルス)の検査には、一般にあまり知られていない保険診療上の制約があります。医療機関で実施されるノロウイルス抗原定性検査(迅速キット)は、公的医療保険の適用対象が以下のように限定されています。

  • 3歳未満の乳幼児
  • 65歳以上の高齢者
  • 悪性腫瘍や臓器移植後などで免疫機能が著しく低下している患者

上記以外の一般的な成人・学童が受診した場合、検査は全額自己負担(自由診療)となるか、あるいは医師の問診・臨床所見によって「感染性胃腸炎」としての診断が下され、対症療法が開始されます。インフルエンザの迅速抗原検査は保険適用で広く行われますが、胃腸炎に関しては「検査で病原体を特定することよりも、脱水防止の処置を行うこと」が医学的な優先事項となる点を理解しておく必要があります。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。