かつてのファンコミュニティにおいて、芸能事務所の経営者やマネジメント層は「雲の上の存在」であり、批判の対象になることはあっても親近感を抱く対象ではありませんでした。しかし、滝沢氏がX上で見せた一連の挙動は、ファンとの権力関係を根本から書き換えました。
SNSや知恵袋、大型掲示板を検証すると、熱心なファン層の間には以下のような生の声が定着しています。
「昔は事務所の決定にファンはただ従うしかなかったけれど、タッキーのXを見ていると、ファンと一緒に新しい場所を作っているという実感がある。深夜に突然始まるスペースで、照れくさそうにボソボソ喋る声を聴いた時、タレントとファンを分断していた分厚い壁が崩れたと感じた」(30代・旧ジャニーズ時代からのファン)
「プロフィールを逆さまにしていた初期の頃は『この人大丈夫かな?』と笑って見ていたけれど、TOBEが立ち上がってからの怒涛の展開を見て鳥肌が立った。全部計算だったのか、それとも持ち前の天然さと勝負勘が奇跡的に噛み合っているのか。いずれにせよ、これほど追っていてワクワクするプロデューサーは他にいない」(20代・Number_iファン)
一方で、現場の音楽関係者やメディア関係者の視線はよりシビアです。民放キー局の音楽プロデューサーは、公の場では見せない滝沢氏の表情の翳りとリアリズムについてこう証言します。
「彼がテレビ局の旧体制に対して抱いていた危機感は本物でした。『テレビに出られないなら、YouTubeや世界配信で数億人に直接届けるまでだ』という冷徹な割り切りがある。SNSで時折見せるフランクな笑顔の裏には、既存の利権構造と徹底的に戦い抜く覚悟と、所属タレントの人生を背負う経営者としての鋭い眼光が常に宿っています」