記念すべき節目の回となった第52回昭島市民くじら祭りは、例年以上のスケール感と演出で観客を魅了した。メイン会場となった昭和公園陸上競技場とその周辺には、地元の名物グルメから定番の夏祭りメニューまで多種多様な屋台が隙間なく咲き誇り、舌鼓を打つ人々で大いに賑わった。香ばしいソースの香りや焼きたての串焼きの香気が漂う中、訪れた家族連れやカップルは食べ歩きを満喫した。
そして祭りのハイライトといえば、夜空を彩る市民花火大会だ。混雑を避けてゆったりと大輪の華を観賞したい来場者の間では、昭和公園に隣接する高台や多摩川堤防沿いの緑地、あるいは周辺の遮るものが少ない商業施設屋上などが知る人ぞ知る穴場スポットとして話題を呼んだ。目の前で打ち上がる大音響の華は、観客の歓声とともに夏夜の記憶へ深く刻み込まれたのである。