インターネット上の検索窓に「宮沢りえ タトゥー」と入力すると、関連ワードとして頻繁に浮上するのが夫である俳優・森田剛の名だ。ネット掲示板やSNSでは「森田剛とお揃いペアタトゥーを入れたのではないか」「夫の趣味に影響されたのではないか」といった言説が散見されるが、これは明確な時系列の誤認である。
宮沢りえと森田剛が出会うきっかけとなったのは、2016年の舞台『ビニールの城』での初共演であり、二人が結婚を発表したのは2018年3月のことだ。前述の通り、りえの左肩に折り鶴が刻まれたのは2000年代初頭であり、森田と出会うよりも15年以上前の出来事である。
確かに森田剛自身も、右腕や腰回りなどに複数のタトゥーを入れていることで知られ、表現者としての強いこだわりを持つ人物だ。しかし、二人が惹かれ合った理由は「タトゥーをお揃いにしたから」ではなく、互いに過酷な芸能界の荒波を生き抜いてきた表現者として、他人の視線や固定観念に縛られない芯の強さに深く共鳴した結果であるといえる。2026年には二人で新事務所「MOSS」を設立し、公私ともに確固たる信頼関係を築いている背景にも、そうした自立した精神的結びつきがある。