トレンドとして定着した一方で、SNSやネット掲示板では「サッカーシャツを普段着にするのはダサい」「部活の居残り練習にしか見えない」という手厳しい声が今なお散見される。実際に街頭やショップスタッフへの取材を重ねると、ダサく見えてしまう着こなしには明確な共通パターンが存在することが浮き彫りになった。
失敗に陥る最大の原因は、全身のスポーティー過多にある。ゲームシャツの下にジャージ素材のトラックパンツやスウェットパンツを合わせ、ハイテクランニングシューズを履いてしまうと、ファッションとしての「外し」が一切機能せず、文字通り「スポーツの練習帰り」の姿になってしまう。また、自身の体型に合っていない極端にタイトなサイズ感や、首元がヨレた状態のシャツを着ることも、生活感やだらしなさを強調する原因となる。
では、いかにしてこのダサ見えトラップを回避するのか。解決策は極めてシンプルであり、「ドレス要素と異素材のミックス」を意識することに尽きる。
- ボトムスにスラックスを合わせる:化学繊維で光沢感のあるゲームシャツに対し、ウールや梳毛調のきれいめスラックスを合わせることで、スポーティーさが上品に中和される。
- 足元をレザーシューズで締める:足元にローファーやワラビー、レザーサンダルを配置すると、一気にタウンユースの洗練された佇まいへと変化する。
- サイズ感は身幅広め・着丈ジャストを狙う:身幅にゆとりを持たせつつ、着丈が長すぎないボックスシルエットを選ぶか、前身頃を軽くタックインすることで、だらしない印象を完全に排除できる。