二人の出会いは1990年、相川が15歳の時に遡る。オーディションを受けた相川に対し、織田は当初「まだ早い」と不合格を出した。しかし、相川の内に秘めた鋭い眼光と芯の強さに惹かれた織田は、彼女が20歳になるまでじっくりと準備を重ねたという。
満を持して始動したプロジェクトは破竹の勢いを見せた。1stアルバム『Red』はミリオンセラーを達成。続く「恋心」は150万枚を超える大ヒットを記録し、相川七瀬は一躍「ロックの女王」へと駆け上がった。スタジオでの制作作業は、時に激しい衝突を伴う真剣勝負。織田が相川の限界を引き出し、相川がそれに声で応える過程は、まさに音楽における「魂の格闘」だった。