激動の改装劇のなかにあっても、西武のアイデンティティとして揺るぎない存在感を放つのが「西武食品館」だ。日本のデパ地下文化を牽引してきたこのエリアは、通路幅の拡張と最新のトレンドスイーツブランドの誘致によって、これまで以上の活況を見せている。
屋上に広がる「食と緑の空中庭園」も健在だ。モネの『睡蓮』にインスパイアされた緑豊かなオアシスは、都会の喧騒から逃れる憩いの場として、買い物帰りの家族連れやオフィスワーカーを迎え入れている。地下の熱気と屋上の開放感。この両極の食空間が、リニューアル後も変わらぬ求心力を生んでいる。