ネット検索で「神戸学院大学 偏差値」と打ち込むと、サジェストに「Fラン」「低い」「やばい」といったネガティブな語句が並びます。しかし、大手予備校の入試難易度データ(ボーダー偏差値)を客観的に精査すると、その評価は実態から乖離しています。
大手予備校の公表データによると、神戸学院大学の全学部の偏差値レンジは37.5〜50.0に位置しています。正規分布における偏差値50は全体の上位50%を意味するため、「全入のFランク大学(ボーダーフリー)」という俗説は明白な誤りです。
一方で、難易度が低く見られがちな背景には「学部・学科による難易度の格差」があります。例えば、伝統があり国家試験対策に定評のある薬学部や、資格取得・公務員試験に強みを持つ法学部、国家資格直結の総合リハビリテーション学部は偏差値45.0〜50.0前後を維持しており、確実な学力が求められます。これに対し、経済学部や経営学部、人文学部の後期日程や特定方式では偏差値37.5〜40.0付近まで下がる学科も見受けられます。この下限値のみを切り取った言説が、ネット上で独り歩きしているのが実態です。
さらに見逃せないのが「共通テスト得点率ボーダー」の動向です。文系学部では52%〜64%、医療系学部では58%〜68%程度が合格ラインとなっており、基礎学力をしっかりと身につけていなければ共通テスト利用入試での突破は困難です。単に「偏差値の数字が控えめだから誰でも受かる」と油断して挑むと、思わぬ不合格に直面するリスクを孕んでいます。