では、アニメイト最大規模店舗である池袋本店は、どのような人に向いているのか。編集部の結論を明確に示そう。
向いている人:とにかく品揃えを重視する人、限定グッズやイベント情報を最速で得たい人、一度に大量の買い物を済ませたい人、聖地巡礼としての体験を求める人。特に、地方から東京に来る予定があるなら、池袋本店を外す理由はない。
慎重になるべき人:混雑が苦手な人、短時間で目的の一品だけを買いたい人、静かに買い物を楽しみたい人。こうした人は、平日午前を狙うか、近隣の小型店舗やオンラインショップを併用するほうが満足度は高い。また、体力に不安がある人は、エレベーター待ちやフロア移動の負担を考慮し、事前に購入リストを固めておくべきだ。
ここで、家族社会学や消費心理の視点を補足しておく。大型旗艦店は、消費者の「探索欲求」と「収集欲求」を同時に刺激する。しかし、その刺激はときに過剰消費や衝動買いを誘発する。心理的バウンダリー(境界線)を意識し、「本当に必要なものは何か」を自分に問いながら回遊することが、成熟したオタク消費のあり方と言える。アニメイト池袋本店は、その喜びと危うさの両方を体現する場所なのである。