楽曲の前半から中盤にかけて展開されるのは、世の中に蔓延する無責任な言葉への苛立ちです。「死にたい」と安易に呟く風潮や、テレビの画面越しに流れる他人の死をエンタメのように消費する社会、そして「生きていればいいことがある」と無責任に励ます応援歌への激しい反発が綴られます。
難解な漢字表記や独特の譜割りには丁寧なふりがな(ルビ)が振られており、視覚的・聴覚的の両面から言葉のナイフが刺さる設計となっています。歌詞の全文を追っていくと、単なる世間への悪態ではなく、そうした軽薄さに流されてしまう「自分自身への自己嫌悪」が色濃く滲み出ていることが分かります。
自分自身を過大評価せず、かといって完全に絶望することもできない――そんな思春期特有の、あるいは現代人が抱えるリアルな葛藤が赤裸々に描かれています。