ビジュアルの変化は、彼女の表現活動の広がりとも深く連動している。大塚愛というアーティストは、いまや単なるシンガーソングライターの枠にとどまらない。
イラストレーターや絵本作家としての顔を持ち、近年では油絵をはじめとする本格的なアート表現にも傾倒。個展を開催するなど、独自の美的センスを発揮し続けている。内面で育まれた深い感性や表現力は、自ずと目つきや立ち振る舞い、そして顔の表情全体に宿るものだ。
ステージ上で魅せる研ぎ澄まされた眼光や静かな余裕は、積み重ねてきたアーティストとしての自負とキャリアが作り出した「表情の奥行き」にほかならない。