日体大への進学を検討するにあたり、受験生が陥りがちな2つの大きな盲点が存在します。
第1の盲点は、「スポーツが得意でなければ居場所がない」という先入観です。実際には、スポーツマネジメント学科や保健医療学科、児童スポーツ教育学科などでは、選手としてではなく「アナリスト」「イベントプロデューサー」「医療従事者」「教育者」を目指して入学する学生が多数を占めています。競技実績がなくても、スポーツを支える側に回りたいという情熱があれば十二分に活躍できる土壌が広がっています。
第2の盲点は、筆記試験を軽視した結果の不合格です。日体大の総合型選抜や学校推薦型選抜では、面接での論理的思考力や小論文での表現力が厳しく問われます。「身体能力が高ければ受かる」という短絡的な認識で挑む受験生は、面接官による深い思考力の問いかけに答えられず足元をすくわれる事例が後を絶ちません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
組織社会学およびキャリア形成の観点から、日本体育大学への進路選択が適している人物像と、慎重に再考すべき人物像を明確に提示します。
【入学を強くおすすめできる人】
- 明確な目標(教員、警察・消防官、医療職、プロアスリート、スポーツビジネス従事者)を持っている人
- チームで共通の目標を達成することに喜びを感じ、礼節や規律を前向きに捉えられる人
- 最先端の施設と一流の指導者のもとで、自ら主体的に行動して技術・知識を吸収したい人
【進学に慎重になるべき人】
- 明確な目的意識がなく、「なんとなく運動が好きだから」という理由だけで進路を選ぼうとしている人
- 集団行動や集団生活、規律ある環境に対して強い拒否感やストレスを感じる人
- 座学と実技・実習の双方をこなす過密スケジュールに耐えうる自己管理能力が不足している人