ITサポート現場や各種コミュニティに寄せられる相談を検証すると、写真のダウンロード自体には成功したものの、その後のデータ取り扱いにおいて深刻なトラブルに見舞われるケースが目立ちます。
「撮影日時がすべて今日の日付に変わった」という誤解の真相
最も多い相談が「パソコンに保存したら、10年前に撮った子どもの写真がすべて本日の日付になってしまい、順番がバラバラになった」という訴えです。これがGoogleフォトダウンロード消えた原因としてネット上で騒がれる典型例ですが、写真データそのものが破損したわけではありません。
ファイルには、OSが管理する「ファイル作成日時(ダウンロードした日)」と、カメラが記録した「Exifメタデータ(実際にシャッターを切った日時)」の2種類が存在します。ブラウザからZIP形式でダウンロード・解凍した際、OSのエクスプローラーやFinderが前者の「ファイル作成日時」を基準に表示してしまうため、一見すると過去のタイムスタンプが消失したように錯覚してしまうのです。Exif情報自体は画像内部に保持されているため、Exif対応のビューアーや写真管理アプリに取り込めば、正確な撮影日順に自動整列されます。
JSONファイルの正体とGoogleフォトパソコン保存圧縮解凍の注意点
Googleデータエクスポートで解凍したフォルダを開くと、画像ファイル(.jpgや.mp4)の隣に同名の「.json」というテキストファイルが大量に生成されていることに困惑するユーザーが多く見られます。これはGoogleフォト上で後から付与した「説明文(キャプション)」「位置情報の編集」「アルバム情報」などが記録されたメタデータファイルです。写真の画像データそのものはJPG等のファイル単体で完結しているため、特別な管理を行わない場合はJSONファイルを一括削除しても写真の閲覧に支障はありません。