そもそも作中におけるスタンド使いの意味とは、精神の生命エネルギーが具現化した像(スタンド)を操る者を指します。荒木飛呂彦氏はスタンドを「そばに立つ(Stand by me)」守護霊のようなヴィジョンとして定義しました。
では、なぜ彼らは無意識に引き寄せられるのでしょうか。作中で描かれるスタンド使いが惹かれ合う理由には、大きく分けて3つの要因が存在します。
第一に、スタンドは「強い意志や精神的渇望」の現れである点です。強い個性や特異な欲望を持つ魂は、周囲に強力な波長を放ちます。第4部の舞台である杜王町では、「弓と矢」によって無理やり能力を引き出された者が多く、その歪な精神の波長が互いを磁石のように引きつけました。
第二に、生物としての本能的な警戒と共鳴です。常人には見えないスタンドを知覚できる者同士は、日常の中で微細な違和感や気配を察知し、無意識に接触する機会が増えていきます。