BTSと色彩を語る上で外せないのが、グループ全体の象徴となった「紫(パープル)」の存在です。この色の原点は、2016年11月のファンミーティング『BTS 3RD MUSTER [ARMY.ZIP+]』でV(テヒョン)が残した即興のスピーチにあります。
客席のファンが公式ペンライトアミボムに紫色のカバーを被せて客席全体を紫に染め上げた光景を目にしたVは、感慨深げにこう語りました。
「紫色は、虹の最後の色ですよね。紫は相手を信じて、お互いに末長く愛し合おうという意味を持っています。僕はずっと皆さんのそばで、こうして信じ合って一緒に歩んでいきたいです」
この言葉から生まれた韓国語の造語「보라해(ボラへ / I purple you)」こそが、ボラへ紫の由来です。単なるファングッズの配色を超え、BTSとARMYの絆を表す哲学となった紫色は、国連での演説、ユニセフの「LOVE MYSELF」キャンペーン、さらには世界主要都市のランドマークを紫色にライトアップするグローバル現象へと発展しました。