藤井風の歴代アルバム徹底比較!名盤の魅力と待望の3作目真相

藤井風の歴代アルバム徹底比較!名盤の魅力と待望の3作目真相

藤井風の歴代アルバム徹底比較!名盤の魅力と待望の3作目真相に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

「初めて藤井風の作品を買う場合、どちらから手を取るべきか」という問いに対しては、2枚のアルバムが持つ明確なコンセプトと音楽的アプローチの違いを知ることが近道です。

デビュー作である『HELP EVER HURT NEVER』の収録曲は、メジャーデビューシングル「何なんw」をはじめ、「もうええわ」「優しさ」「死ぬのがいいわ」など、ピアノを基軸にしたジャズやソウル、ヒップホップのエッセンスが濃厚に凝縮されています。「死ぬのがいいわ」がタイや東南アジアを発端に世界的なバイラルヒットを記録したことからも分かる通り、ストイックかつ鋭利な音作りが特徴です。

対する『LOVE ALL SERVE ALL』は、ストリーミング再生数4億回を突破した「きらり」や、和楽器のテイストを取り入れた祝祭ナンバー「まつり」、内省的な優しさに満ちた「ガーデン」など、メロディの親しみやすさと華やかなサウンドアレンジが前面に押し出されています。自己と対峙する緊張感から、他者や世界を包み込む包容力への進化を体感できます。

また、初回限定盤の特典内容とカバーアルバムの違いも見逃せません。両作ともに初回盤にはDISC 2として洋楽ピアノ弾き語りカバー集(全11曲)が付属しています。『HELP EVER HURT COVER』にはマイケル・ジャクソンやカーペンターズのカバーが、『LOVE ALL COVER ALL』にはアリアナ・グランデやポスト・マローンのカバーが収録されており、YouTube時代からの卓越したアレンジ能力とボーカル表現の真髄を堪能できる贅沢な仕様となっています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。