英語学習初級〜中級者が最も躓きやすいポイントが語順です。結論から言うと、「look up it」という語順は文法的にNGであり、ネイティブとの会話では違和感を生じさせます。
英語の他動詞+副詞からなる句動詞(separable phrasal verb)には、「目的語が代名詞(it, them, him, herなど)の場合、必ず動詞と副詞の間に挟まなければならない」という厳格な統語論上のルールが存在します。
- ⭕ 正しい語順:Look it up. / Look them up.
- ❌ 誤った語順:Look up it. / Look up them.
一方で、目的語が「the word」や「the train schedule」といった通常の名詞句である場合は、挟んでも後ろに置いても両方とも文法的に正解です。
- ⭕ 両方可能:Look the word up. / Look up the word.
なぜ代名詞だけが挟まれるのかというと、英語には「すでに文脈で分かっている軽い情報(代名詞)は文の内側に置き、新しい重い情報(具体的な名詞)は文末に置く(情報構造のエンドフォーカス原則)」という音律的・意味的リズムがあるためです。音読トレーニングを繰り返して「look it up」をひとつの塊として体に染み込ませることが不可欠です。