PL学園の歴史を語る上で欠かせないのが、1983年から1985年にかけて高校野球界を席巻した桑田真澄・清原和博の「KKコンビ」です。1年生の夏から5季連続で甲子園に出場し、優勝2回、準優勝2回、ベスト4が1回。通算20勝3敗という人知を超えた成績を残しました。
桑田真澄が甲子園で挙げた通算15勝(歴代2位タイ)、清原和博が放った甲子園通算13本塁打(歴代単独1位)という大記録は、半世紀近くが経過した現在も破られていません。
さらに1987年には、主将の立浪和義を中心に、野村弘樹、橋本清、片岡篤史らを擁して甲子園春夏連覇を達成しました。この世代は投打の戦力が完璧に整っており、高校野球史上最強チームのひとつとして今も語り継がれています。
なぜPL学園はこれほどまでに強かったのか。その背景には、徹底したスカウティングに加え、いかなるプレッシャーの下でも普段通りの力を発揮させる「極限状態での基本練習」と、精神的支柱となる宗教的バックボーンに基づく自己犠牲・チームファーストの哲学がありました。