店頭に一歩足を踏み入れると、野菜や精肉のメガパック、山積みにされた飲料ケースが目を引きます。エバグリーンプラス和歌山北インター店の安い理由を流通構造の観点から掘り下げると、単なる特売乱発ではなく、計算し尽くされた3つの仕組みが浮かび上がってきます。
第一の強みは、地元和歌山に根城を置く株式会社廣岡が長年培ってきた「産地直結の仕入れ力と自社ドミナント物流」です。和歌山・奈良・大阪南部に集中展開するスケールメリットを活かし、紀の川流域の契約農家や地方卸売市場から中間マージンを極小化してダイレクトに搬入。市場の競り落としから店頭陳列までのタイムラグを極限まで削ることで、流通コストを削減しながら鮮度の維持を両立させています。
第二に、フード&ドラッグの「ハイブリッド型ディスカウントモデル」の徹底です。一般のスーパーマーケットに比べて粗利益率が高い一般用医薬品や化粧品、日用品を取り扱い、そこで得られる利益の一部を日々の食料品価格に還元。主食となる米や調味料、卵、牛乳といった購買頻度の高い「価格認知商品」を常に地域最安値クラスに据え置くEDLP(エブリデー・ロー・プライス)政策を成立させています。
第三に、大型店舗「プラス」フォーマットならではの大量仕入れ・一括陳列による省力化オペレーションです。ダンボールのまま陳列できる什器の採用や在庫回転率の向上により、店舗運営にかかる人件費比率を一般的な食品スーパーの平均水準より数ポイント抑制。削ぎ落とした経費がそのまま売価の安さとして消費者に還元される構造が完成しています。