チームを牽引する大人や上級生たちの言葉も重厚だ。前監督である烏養一繋の名言「下をむいてんじゃねえええええ!!! バレーは!!! 常に上を見るスポーツだ!!!」は、作中屈指の熱量を持つ。物理的にも精神的にも視線を引き上げさせるこの言葉は、追い詰められた選手たちの限界を打ち破るトリガーとなった。
また、主将の澤村大地が見せる包容力や、菅原孝支の献身的な言葉も忘れてはならない。天才たちの影で愚直に努力を重ね、コート外からでもチームの士気を高め続ける彼らの姿勢。コートに立つ6人だけでなく、ベンチも含めた全員の想いが重なった時、チームは爆発的なシナジーを生み出す。烏野高校バレーボール部が「落ちた強豪、飛べない烏」という悪名を跳ね返した背景には、チームを支える揺るぎないロジックと信頼が存在していた。