グランボッカの代名詞として不動の地位を築いているのが、食事を注文するとサーブされる巨大な「ポップオーバー」です。アメリカ発祥のデニッシュの一種で、外側はサクッと香ばしく、内側は空洞になっておりシュー生地のようなしっとりした食感を持ちます。
多くの来店者を虜にしているのが、添えられるオリジナルの「塩ホイップバター」と「メープルシロップ」の組み合わせです。軽やかな塩気を含んだ自家製ホイップバターは口溶けが極めて滑らかで、熱々の生地に溶け込む瞬間の背徳的な香りが食欲を刺激します。さらにメープルシロップを数滴垂らすことで、絶妙な甘じょっぱさ(あまじょっぱの黄金比)が完成し、スタッフが焼き立てをバスケットでテーブルに運んでくるたびに「もう1つ」と手が伸びてしまう仕掛けです。
そしてディナーの主役を張るのが、看板メニューの「極厚ローストビーフ」です。一般的な冷製で薄切りのローストビーフとは一線を画し、上質な和牛の塊肉を低温でじっくりとロースト。オーダーは200gから受け付けており、厚さ数センチにカットされた温かい状態でテーブルへと届けられます。赤身の中心部まで均一に火が入り、鮮やかなロゼ色に仕上がった断面からは、噛みしめるたびに濃厚な肉汁が溢れ出します。口コミでも「これまでのローストビーフの概念が覆る」「肉の旨みとソースのコクが別格」と絶賛が相次いでいます。なお、ローストビーフは仕込みに膨大な時間を要するため、ディナー予約時に取り置きを依頼しておくのが確実なセオリーです。