真面目に働いても給料が上がらない。そんな閉塞感が漂う令和の日本において、定職を持たず、その日暮らしを徹底する彼のスタンスは、ある種の「究極のアンチ資本主義」として映る。朝9時から夜まで満員電車に揺られ、理不尽な上司に頭を下げる日常に、多くの若者が疑問を抱き始めている。
「正社員としてすり減るくらいなら、バイトと副業を適当につまみ食いしながら、自分の時間を最優先したい」。都内在住のフリーター(24)はそう語る。この、組織に縛られないフリーランスの極致とも言える生き方の原点が、まさにあのキャラクターにあるのだ。