『世界がひとつになるまで』の普及において決定的な役割を果たしたのが、手話を取り入れたパフォーマンスです。Ya-Ya-yahが歌番組やコンサートで披露した手話の振り付けは、サビの「世界」「ひとつ」「ずっと」「手をつなぐ」といった単語が正確な日本手話の動作に基づきながら、流麗なダンス表現へと昇華されていました。
この演出は教育界や福祉関係者から絶大な支持を集めました。2000年代初頭、ノーマライゼーションやインクルーシブ教育の重要性が叫ばれ始めた時期と重なり、全国の小学校や特別支援学校の発表会で「歌いながら手話を覚える教材」として一気に波及したのです。
身体を動かしながら言語化されたメッセージを体感することで、子どもたちが障がい理解や他者理解を深めるきっかけとなり、音楽と福祉が融合した金字塔的モデルケースとなりました。