各種調査によれば、国内のオタク市場は年々拡大を続けており、その中核をなすのが多様なグッズの消費活動だ。エンターテインメント産業全体がデジタル配信への移行を進める一方で、手元に残る「物理的な体験」としてのグッズ価値がかつてないほど高まっている。
特にK-POPファンを中心としたファンコミュニティプラットフォームWeverseの世界的浸透や、Netflixでグローバル配信されるアニメコンテンツの爆発的ヒットは、ファンダムの国境を完全に消し去った。さらに、熱狂的な支持を集める2.5次元舞台の現場でも、公演ごとに工夫を凝らした限定アイテムが飛ぶように売れている。ファンは作品の世界観を現実空間へ手繰り寄せる触媒として、グッズを求めているのだ。