東京と北関東・信越地方を最短で結ぶ関越道において、鶴ヶ島は物流の心臓部だ。2026年問題以降、トラックドライバー不足が深刻化するなかで、各物流大手はこのインターチェンジ周辺を「中継拠点(ハブ)」として再定義した。
深夜帯を中心に始まっているのが、自動運転トラックの隊列走行だ。群馬や新潟方面から長距離を走ってきたトラックが鶴ヶ島周辺のターミナルでドライバーを交代し、あるいは一般道対応の小型EV車両へと荷物を積み替える。深夜のランプウェイを見上げると、等間隔で整然と本線へ合流していく車両の光列が途切れることなく続いている。かつての過酷な長距離運行を分断し、持続可能なサプライチェーンを維持するための実験場が、まさにここにある。