検索エンジンの入力候補には「横河武蔵野グラウンド 予約方法」や「一般開放」といったフレーズが頻繁に浮上します。都内の一等地にある見事な人工芝ピッチを見て、「仲間内の草サッカーや社会人リーグの会場としてレンタルしたい」と考える愛好者が後を絶たないためです。
しかし、取材と公式情報の精査によって導き出される結論は、一般の個人や民間団体に対するピッチのレンタル・時間貸しは一切受け付けていないということです。武蔵野市が管理・運営する武蔵野陸上競技場のような公的スポーツ施設とは異なり、このグラウンドは横河電機株式会社が所有する事業用地内の福利厚生施設であり、一般開放枠は最初から用意されていません。
現在このピッチは、JFLで戦う横河武蔵野FC(一時期は「東京武蔵野ユナイテッドFC」として共同運営体制をとっていた歴史を経て再編)のトップチームをはじめ、U-18、U-15、ジュニアチーム、さらにはジャパンラグビートップイーストに所属する横河武蔵野アトラスターズの強化拠点として、過密な練習・試合スケジュールが組まれています。これらに加え、一般社団法人横河武蔵野スポーツクラブが展開するサッカースクールや地域貢献アカデミーの授業でグラウンドの稼働枠は朝から夜間まで完全に埋まっており、部外者が枠を予約する余地は物理的にも制度的にも存在しません。
公的な体育館や公共ピッチのように「自治体の予約システムから抽選申し込みができる」という思い込みは完全な誤解であるため、自主大会の会場探しなどをしている幹事担当者は別施設の確保へ速やかに切り替える必要があります。