制度本来の目的に立ち返ると、私たちが納めた寄付金は全国各地の地方創生推進事業を支える貴重な財源となっている。過疎化が進む離島での医療体制整備、過疎地域の子供たちへの教育支援、さらには伝統工芸の後継者育成など、現場で活用される資金のインパクトは計り知れない。ポイント目当ての寄付から脱却したことで、こうした事業の取り組みそのものにスポットライトが当たるようになった。
もちろん、寄付者にとって節税・税務の観点をおろそかにすることはできない。自分が支払うべき住民税や所得税の控除上限額を正確に把握し、無理のない範囲で寄付を行う基本動作は変わらない。税制上のメリットをしっかりと享受しつつ、その資金がどこでどのように地域社会に貢献しているのかを見届けること。これこそが、制度本来の価値を最大限に享受する姿勢と言えるだろう。