芦屋ベイコート倶楽部を訪れる際、ビジターや初利用者が最も神経を尖らせるのが「ドレスコード(服装規定)」の存在です。国内の一般的なシティホテルと異なり、ベイコート倶楽部は「会員相互の格式とリゾート空間の秩序」を最優先事項として掲げています。
公式規定として定められている基準は「スマートカジュアル」です。具体的には、以下のような服装マナーが館内の共用エリア(ロビー、エントランス、レストラン、ラウンジ)で厳格に適用されます。
男性の場合、襟付きシャツ(ワイシャツ、ポロシャツ)またはジャケットの着用が推奨されます。夏季であっても、ハーフパンツ(ショートパンツ)、ランニングシャツ、ビーチサンダル、クロックスなどの突っかけ履きは固く禁止されています。また、意図的なクラッシュ加工が施されたダメージジーンズや、極端に露出度の高い服装も入館を咎められる要因となります。
女性についても、過度な露出を避け、ドレッシーなワンピースやブラウス、綺麗めのパンツスタイルが望まれます。足元もミュールやスニーカーではなく、上品なパンプスやエレガントなフラットシューズを選択するのが無難です。
現場で特にトラブルになりやすいのが、「スパ施設への移動時の服装動向」です。芦屋ベイコート倶楽部には圧巻のインフィニティスパが完備されていますが、客室内に用意されているバスローブやスリッパのままロビー階やレストランを歩行することは一切禁じられています。スパ専用のエレベーター動線が緻密に設計されているため、ルールを把握せずに共用スペースへガウン姿で現れると、スタッフから丁重に制止されることになります。非日常の空気を損なわない配慮が、利用客側にも強く求められます。