名古屋地方裁判所で開かれた判決公判において、渡辺真衣被告に言い渡されたのは実刑判決であった。被告側が執行猶予付きの判決や量刑の軽減を求めて主張を繰り広げたものの、裁判所が下した結論は社会的な処罰感情の強さと犯罪の悪質性を色濃く反映したものだ。
執行猶予が認められなかった最大の要因は、被害総額が数億円規模にのぼる点と、自身が詐欺行為を行うだけでなく「詐欺のノウハウ」を他者に売却して利益を得ていた点にある。裁判官は、被告が反省の弁を述べつつも、搾取した資金の多くをホストクラブへ流し込んでいた構造を厳しく指弾。量刑判断において、執行猶予を付す猶予はないと断じた。