原材料費の上昇や物流費・エネルギーコストの改定を受け、2026年時点におけるすき家「キング牛丼」の価格は1,880円(税込)で推移しています。かつて1,000円強で食べられた時代を知るオールドファンからは値上がりを惜しむ声も聞かれますが、客観的なコストパフォーマンスを計算すると、現在でも圧倒的な破格設定であることが分かります。
並盛(430円前後)で肉6倍・ご飯2.5倍を単品注文やトッピング追加で再現しようとすれば、2,500円前後は下りません。500gを超える調理済み牛丼用牛肉を外食チェーンでこの価格帯で堪能できるメニューは、他社を見渡しても類を見ない水準です。
一方で、覚悟しなければならないのがエネルギー量です。キング牛丼の公式想定カロリーは約2,200〜2,400kcalに達します。これは厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」における、活動レベルが「ふつう」の成人男性が1日に必要とする推定エネルギー量(約2,400〜2,700kcal)に匹敵します。さらに脂質は100gを超え、塩分相当量も成人男性の目標量(1日7.5g未満)を遥かに上回る10g前後に達するため、食べる側の肉体にかかる内臓負荷は極めて高いと言わざるを得ません。