グループの活動休止後、二人の歩む道は劇的に分かれていく。鈴木雅之はソロシンガーへと舵を切り、本格的なソウルシンガーとしての評価を確立。『もう涙はいらない』や数々の名バラードをヒットさせ、やがて「ラブソングの王様」として日本の音楽業界の頂点に君臨するようになる。その声は時代を超え、近年ではアニメ主題歌を通じて若い世代や海外のファンまでをも熱狂させている。
対照的に、田代まさしはタレントとして不動の人気を獲得しながらも、私生活での躓きから転落の一途をたどることとなった。度重なる不祥事と逮捕。テレビ画面から姿を消し、世間からの厳しい批判に晒され続けた。かつての盟友が輝かしいステージで喝采を浴びる中、田代は塀の中で、そして孤独なリハビリの中で、自らが犯した罪の重さと向き合う日々を送ることになる。