ソーシャル空間における涼感体験も、独自の進化を遂げている。Instagramでは「#VisualCooling」や「#氷河」といったタグとともに、透き通るような渓谷の滝やスイスアルプスの高山植物を捉えたリール動画が爆発的な再生数を記録。日々の喧騒に疲れたユーザーたちが、束の間のオアシスを求めてこうした投稿に集まっている。
一方、Pinterestでは個人の「避暑ムードボード」を作成する動きが定着した。朝露に濡れる青葉、波打ち際のクリスタルクリアな海水、北欧のフィヨルドなど、色彩心理に基づいた美しい画像を集めてスマートフォンの壁紙に設定するユーザーが急増している。デジタルメディアを介して日常的に涼を摂取するライフスタイルは、現代ならではのスマートな避暑術といえる。