熱狂の陰で、プラットフォーム事業者やIP(知的財産)保持者との摩擦も表面化している。動画の「良いとこ取り」であるクリップコンテンツの氾濫は、元となるオリジナルコンテンツの視聴時間を奪うリスクを孕んでいるからだ。著作権者への収益還元モデルをどう構築するかは、業界全体にとって急務の課題となっている。
主要な動画共有プラットフォームは、自動識別システムを強化し、権利元に広告収入が正当に分配される仕組みの導入を進めている。しかし、AIによって高度に加工された動画の識別はイタチごっこが続いており、創作の自由度と権利保護のバランスをどこに置くかをめぐり、法的な議論も白熱している。