2026年の幕開けとともに刷新された「極上おまかせコース」は、まさに贅を尽くした内容となっている。先附の煮蛸から始まり、季節の焼き物、そして怒涛の握りへと続く全二十品余り。旬の走りと名残を巧みに織り交ぜた構成は、まるで一編の物語を読み進めるかのような高揚感を演出する。
さらに今回、常連の間でも限られた者しか口にできない「隠れメニュー」の存在を独占取材で突き止めた。それが、炭火で皮目を極限まで香ばしく煽った「炙り熟成太刀魚の肝醤油仕立て」だ。脂の乗った太刀魚の芳醇な薫香に、濃厚な肝醤油が絡み合う悶絶級の逸品。親方の気まぐれと市場の仕入れ状況が奇跡的に合致した日のみ、コースの終盤にひっそりと振る舞われるという。