芳根京子さんが難病を発症したのは、2011年の中学2年生(当時14歳)の頃でした。ある日突然、手足に力が入らなくなり、日常生活動作に急激な支障をきたし始めたといいます。精密検査の結果、診断された病名が「ギラン・バレー症候群」でした。
ギラン・バレー症候群は、主に感染症などを引き金として自己免疫システムが自身の末梢神経を攻撃してしまう自己免疫疾患です。発症率は年間10万人に1〜2人程度と極めて稀で、重症化すると全身の麻痺や呼吸困難を引き起こすこともある国の指定難病(特定疾患)に準ずる深刻な疾患です。
報道各社の過去インタビューや本人の回想によると、発症初期は「身体に力が入らず、立ち上がることすらできない」という急激な筋力低下に見舞われました。吹奏楽部でフルートに打ち込み、活発に青春を謳歌していた少女にとって、身体の自由が奪われていく恐怖と精神的ショックは計り知れないものがありました。